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いやもうこうなりますと、「こんにちは」の前に「暑いですねぇ!」と出てしまう毎日です。もはや常套句。あっついですねぇ!

さて、以前にもこちらのブログで話題にした日本脳炎の予防接種について再度お話したいと思います。
前回の記事はこちらになります。

日本脳炎の予防接種は平成17年5月に積極的推奨が差し控えられ、平成17年7月には急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の発生が日本脳炎の予防接種と関係性が否定できないとされ、第3期の接種が中止となりました。
平成17年7月以前は3~4歳、9歳、14歳くらいに接種していたのが第3期中止のため3~4歳と9歳の2期になりました。

その後、平成21年6月頃から副反応の少ないと考えられる新しいワクチンが接種可能となりました。
継いで平成22年4月に積極的推奨が再開となり、感染リスクの高い地域など、3歳前後のお子さんのおられるご家庭には自治体などから連絡がいっているところも多いのではないでしょうか。

さて。我が家に9歳の子がおりますが、この子が3歳の頃はまだ積極的推奨時期だったため旧ワクチンを規定回数接種しています。本来ならば今年第2期接種を行う時期なのですが、現段階で「旧ワクチンを第1期使用し、新ワクチンを第2期で使用した場合の効果および副反応に関してデータがない」ため接種はできないのです。
旧ワクチンは平成22年3月で使用期限が切れているため既に当然使用できず、さぁどうしましょうという感じです。
小児科で相談したところ、任意接種できないことはないが、やはりお勧めできないとのこと。

厚労省のホームページによれば、現在最終調整を行っているところでまもなく第2期接種も可能になるようですが…我が家はこの夏、九州行きを控えておりましてとっても微妙な気持ちです。

仮に接種できますといわれたとしても、やっぱりドキドキの接種になるのは間違いなさそうです…。
日本脳炎予防接種、母子手帳にしっかり「第2期できず」と書いておかなきゃ…!

平成22年11月追記:平成22年8月27日以降、第1期接種を旧ワクチンで行った方の新ワクチンでの第2期接種が可能になりました。第1期接種の3回を接種していない方も、第2期の年齢(9~13歳)での接種が可能です。
詳しくは下記リンク先ページの最下段、厚生労働省の日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A(平成22年10月改訂版)をご覧ください。


感染症情報センター:日本脳炎Q&A

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日曜日に出かけた公園ではサッパリ蝉の声がせず、夏はまだ先かなぁと思っていたのですが、連休明けると同時にこの暑さ! そして蝉!!
いよいよ夏本番、というところですね。熱中症、汗疹、その他夏の疾患に要注意です。

さて、昨日薬局で大事件が発生しました。
なんと、水が出なくなってしまったんです!
スタッフによれば前日の夜すでに出が悪かったそうなんですが、どこもかしこも完全にストップしてしまい、みんなで大慌て。

一番困るのはトイレですね。これは張り紙をさせていただき使用中止にしましたが患者様にもご迷惑をかけてしまったかと思います。
それから、調剤にも差し障ります。加水の必要のある水剤などタイミング悪く処方箋が舞い込んだらホントどうしようかと…! 事なきを得ましたが。

谷口クリニックさんにお借りするなどしながらとりあえず午後はやい時間に復旧しましたが、本当に普段の生活で何気なく使っているものが急になくなるとえらい慌てるなぁと実感した次第でした。


それから、リリカ関連で拍手ボタン、コメントありがとうございます!!
ようやくメーカーさんがお越しになられ、その後いくつか情報が入っておりますのでまた記事にしたいと思いますが私が一番知りたかったことはスルーでした(笑)。
なんだかすっきりしないので、電話かメールで直に聞きたいと思っています。
時間があれば。

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そんなわけで、帯状疱疹のお話続きです。

帯状疱疹の治療に使われるお薬は、大きく分けて

 「ウイルスの増殖を抑えるもの」
 「痛みを和らげるもの」

が中心となります。もちろん、症状に合わせて他のお薬を使うこともあります。

まず、ウイルスを増やさないようにするお薬です。
ウイルスをやっつけるお薬は現在でもあまり多くありません。ですが、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の増殖を抑える薬は古くからあり、水ぼうそうでも帯状疱疹でも同じお薬が使われます。疾患・年齢によってお薬の量は変わりますので医師の指示した用法、用量を守って服用しましょう。
症状がよくならないからといってお薬を飲むのを止めてしまうと、ウイルスが増え皮膚症状、痛みともに悪化・長引く恐れがあります。

抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑える薬ですから、それによって引き起こされる炎症、付随する痛みを和らげることはできます。しかし神経性の痛みを和らげることはできません。そこで、痛みの訴えが強い場合は痛みを抑える薬を使用することになります。
一般に痛み止めとして使われることの多い非ステロイド性抗炎症薬は副作用の心配から使われないことも多く、副作用の少ない痛み止めが使われることが多いようです。

痛み止め以外にも、咳止め、うつ薬、不整脈などに使うお薬が神経性の痛みに効果があるとして使用されることがあります。お薬の説明書きを見ただけでは「どうしてこの薬を飲まないといけないの?」と思われることもあるかもしれません。
医師、薬剤師の説明を聞き、用法を守って使用しましょう。

塗り薬も抗ウイルス薬や鎮痛作用のある薬、潰瘍になってしまった場合は皮膚の再生を促す薬など使用されます。
水疱をつぶさないように塗布することが大切です。

さて、先日「帯状疱疹後神経痛」という効能をもつ新しいお薬が先日発売になりました。
いわゆる痛み止めとは違い、神経性の痛みに効果のあるお薬で既に海外では帯状疱疹後神経痛でよく使われているお薬です。
神経に関わるお薬ですから、どちらかというと、うつ薬に近い性質を持っているような印象を受けます。

「少量から開始し、効果、副作用を確認しながら増量していく」
「お薬をやめるときは、急に止めずに量を減らしながら止める必要がある」

痛み止めを頓服(とんぷく)で使用することの多い国民性ですから、十分に理解していただいた上での投薬が必要だなぁと思います。

起こりやすい副作用はめまい、ふらつき、眠気です。これらは高齢者の転倒事故にも繋がりやすいので注意が必要です。
また、急な中止によって頭痛、不眠、吐き気が出ることもあるようです。

詳しい増量、減量についてはインタビューフォームに詳細が記載されていますので専門家のみなさまはそちらを参考にされてください。増量に関しては治療に関する項目、減量に関しては安全性に関する項目に記載があります。

帯状疱疹に限らず、早く治療を開始することが大切です。「おかしいな?」と思ったら受診することをお勧めします。

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そんなわけで、今回は帯状疱疹についてまとめてみたいと思います!

帯状疱疹とは、その名のとおり帯状に皮膚症状がみられることの多い疾患です。
過去に水痘(水ぼうそう)に罹ったことのある人にみられる疾患ですが、過去に水痘ワクチンの接種をした人もまれに帯状疱疹になることがあります。

水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は水ぼうそうが治っても、体内の神経節に潜伏しています。ストレスや外傷、老化、悪性腫瘍、免疫低下などがきっかけで再びウイルスが活性化すると、水ぼうそうではなく帯状疱疹を発症します。
症状がでやすい時季は決まっていないといわれていますが、夏場多いという疫学調査があるそうです。個人的には、ストレスのかかりやすい年度替り、季節の変わり目にやや多いような感じがします。
帯状疱疹に一度かかった方は再発はほとんどないと言われています。

好発部位は胸の下あたりから脇、背中にかけての肋間神経域、ついで顔面の三叉神経領域が多いといわれています。
神経に沿って皮膚症状が現れるため体の片側に帯状にできることが多いのですが、免疫抑制剤などの使用で極端に免疫が低下している状態にある場合、帯状から全身に小さい水ほうが拡がることもあります。

好発年齢は10~20歳代、50歳代以上が多く、ときどき患者さんに「帯状疱疹ってお年寄りが罹る病気じゃないの?」と聞かれることもありますが決してそういうわけではありません。

特徴的な症状として「痛み」と「皮膚症状(水ほう)」が上げられます。

皮膚症状が出る数日前から神経の痛みを感じる方が多く、「ピリピリした感じ」「チクチクと痛い」など訴えがあるようです。
その後皮膚が赤くなり、盛り上がって水ほうが出来てきます。水ぼうそうのように水疱が次々出てくるわけではないので同じ経過を辿り、やがてかさぶたになります。
水ほうを潰してしまうと、ひどい場合は潰瘍になってしまうこともあるので潰さないように注意しましょう。

皮膚の症状は2~3週間で改善し、それに伴い痛みも和らいでいきます。痛みは皮膚症状が現れてから7~10日後がピークと言われますが皮膚症状が治まっても痛みが続く(帯状疱疹後神経痛)方、あるいはまれに無痛の方もあるようです。

顔に帯状疱疹が出た場合、角膜炎など併発することがあり注意が必要です。また、耳の場合は難聴や顔面麻痺を起こすこともあります。

皮膚症状、痛みともに早期に治療を開始すればするほど早く軽くすむ傾向にあります。
自己判断で手持ちの薬で様子をみたりせず、気になる症状が出た場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

次回は治療薬についてお話します!


ところで…
え? メーカーさん? あれっきりですねェkukuku.gif

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梅雨ってまだ明けてないんですよね? と聞きたくなる本日。
30度越えの真夏日でしたが皆様いかがお過ごしになられましたか?

天王は凧よりも夏の祭りに力の入る地区でして(凧がんばってる方々すみません)、今日は子供たちがお囃子の練習に行ってました。
ぴょろぴょろ吹けて嬉しかったみたいです。楽しいならよし!

さて、勉強会から2週間。
新薬絡み帯状疱疹の話を…と思っていたのにメーカーさん、なしのつぶてです。
梨の礫って漢字で書くとこうなっちゃうんですね。投げた石は戻ってこない、から派生して、ということですが梨には別に意味はないようです。
ということは語呂合わせ…江戸の香りがするよね…言葉遊びの末に出来たって感じ。歴史物ライトノベルの読みすぎでしょうか(笑)。

さて本題に戻りまして、新薬ですよ。
どうしても理解できない、というかどっちがいいのかわからない点があってそれを勉強会で聞いてみたんですが、回答がないんならしょうがない、わからないまま次回まとめてみます。
てか、検索でこんな辺鄙なサイトにこられる方が多いんですよ、りりか姫。
知ってることをある程度まとめてでもないと、申し訳ない。
本家はどうなってるんでしょうね…迷子がこんだけおみえになってるところを見ると…。
くわばら、くわばら。


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