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今日は美肌の敵! ニキビのおはなしです。
かなり身近な皮膚疾患ではないでしょうか?
医学的には尋常性ざ瘡という慢性炎症性疾患です。
段階を追って変貌していくため、それらが混在し多様な外観を示します。
皮脂分泌の多い思春期に多くみられますが、最近では食生活、環境、ストレスの影響などで30代にも多くみられるようになりました。
皮脂腺の多い顔、胸部、背中で好発します。
ニキビとは、毛穴にたまった汚れと皮脂からできた角栓や、皮膚の角化などにより毛穴が詰まってしまい、そこにアクネ菌などが繁殖して炎症を起こした状態をいいます。
悪化すると膿んで治りにくくなったり、治っても痕が残ったりしますので早めの治療が大切です。
ときどき雑誌などで見かける白ニキビ、赤ニキビなどといった表現は、次のような状態を指します。
・白ニキビ
毛穴に皮脂が詰まり、皮膚が盛り上がった状態。
毛穴は閉じているので白くみえます。ニキビのはじまりです。
・黒ニキビ
白ニキビと同じで皮脂が詰まった状態です。
毛穴が開いているため皮脂の表面が酸化し黒っぽくみえます。
・赤ニキビ
溜まった皮脂をエサにして菌が繁殖し、周囲に炎症を起こしている状態です。
白ニキビ、黒ニキビが進行してなる場合もありますが、皮脂分泌の多い場合など急に赤ニキビができる場合もあります。
・黄ニキビ
炎症が悪化し膿が溜まった状態です。膿疱性ざ瘡ともいいます。
ニキビは素人判断でケアすると痕が残ることも多いようです。
特に赤ニキビになってしまったらしっかりしたケアをお勧めします。
では次回、ニキビの治療についてお話します!
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